本稿のタイトルは「機械式計算機のマンガ」としましたが、「0123456789 機械の巻」というタイトルの、機械式計算機とその使い方、構造などをマンガとイラストで紹介した冊子です。世界最大規模の同人誌の即売会である、コミックマーケットで販売されていたモノで、作者は「なにがし某」氏。
今年の2月にNet上でこの冊子の存在を知り、入手する方法を探したのですが見つからず「コミックマーケットの会場で直接購入するしか無い」という結論に達しました。次回のコミックマーケットは8月11日。暑さと混雑という当方の苦手が重なる基本的に行きたくないトコロですが仕方ありません・・・
ところが先日、こうした同人誌を販売しているサイトで、この「0123456789 機械の巻」が販売されていたのです。以前にチェックした際は掲載されていませんでしたので、その後に追加されたのでしょう。入手してみましたら、初版が売り切れたため重版(再版)されていたのでした。
内容は先に書きました通り、機械式計算機とその使い方、構造などをマンガとイラストで説明したもので、オドナー、富士星印、タイガーが掲載されていて、ひじょうに分かりやすいのが特徴。内容はこんな↓かんじです。
機械式計算機とは
オドナー計算機の紹介
機械式で計算する!
Original Odhner7で計算する
構造説明(Pin Wheel式)
加減乗除計算説明
本体各部の説明
日本計算器(富士星印)で計算する
構造説明
特徴紹介
本体各部の説明
連乗計算
タイガー計算器で計算する
歴代各機種の紹介
扇型歯車機構の説明
本体各部の説明
機械式計算機の終焉
プラニメーター
あとがき
この様に機械式計算機を知らない方に、そのおもしろさを伝えるには最適な一冊と言えるでしょう。みなさまもぜひチェックしてみてください。
電気機械座:なにがし某氏のサイト。これまでに発行した冊子が紹介されています。
http://www.geocities.jp/sovtron2001/doujin.htm
COMIC ZIN:マンガや同人誌の通販サイト。本書はこちらで購入できます。←再び売り切れた様です。2017/11/21
http://shop.comiczin.jp/products/list.php?category_id=5685
この他にも作者のなにがし某氏は、ニキシー管を使用した電卓の冊子や、バルナックライカの冊子、旧ソ連製のカメラの冊子なども出されており、当方の趣味と重なリます。なお、本稿の作成のあたり、転載をご快諾いただきましたなにがし某氏に感謝いたします。
※本稿は2017年7月に作成しましたが、諸事情により公開が遅れました。
機械式計算機のマンガ欲しかった!
もう売り切れとか。残念でした。バルナックライカの方も欲しい。
会報のチェックが間遠で失敗です。まぁ、コミケのチェックまでは困難ですが。
機械式計算機の会のHPも見られません。会員コードを失念しちゃいました。
こんにちは。
情報をありがとうございます。
なにがし氏のサイトと委託販売のサイトを見ました。
面白そうなテーマの漫画を描いておられますね。
電卓の漫画とかも読みたい。。。
漫画で昆虫や歴史を学んで来たものですから
(しかも大人になっても忘れない)
機会があれば是非読みたいです。
機械式計算機の魅力を誰かに伝えたくても
自分がまだ噛み砕いて飲み込んでいないため
なかなか話せないというもどかしさがあります。
ご紹介いただいた本の再販を心待ちにいたします。